
2026年11月時点の情報をもとに執筆しています。金利や住宅価格の動向に応じて、内容を更新する場合があります。
「家が欲しいけれど、今は高すぎる気がする」
「もう少し待てば、安くなるんじゃない?」
家探しをしている方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
尾張旭・名古屋周辺で家を探している方にとっても、購入のタイミングは気になるところではないでしょうか。
住宅価格が高いと感じる今、数百万円の違いは大きいものです。
では、2027年になれば家は安くなるのでしょうか?
実は、この疑問には、ひとつの答えだけでは説明できない事情があります。
結論からいうと、2027年に住宅価格が下がるかどうかは、現時点ではわかりません。
ただし、家の価格を考えるときには、次の3つを分けて見る必要があります。
この3つは、必ずしも同じ動きをするわけではありません。
例えば、建築費が上がっていても、完成済みの住宅が値下げされることはあります。
逆に、土地の価格が下がったとしても、建築費の上昇によって住宅全体の価格が下がらない可能性もあります。
つまり、「住宅価格が下がる」というニュースだけで、欲しい家が安くなるとは限らないのです。

住宅の建築費は、ここ数年で大きく上昇しています。
建設物価調査会が2026年10月に公表した建築費指数によると、東京の木造住宅の工事原価指数は153.4(2015年平均=100)でした。
2015年の平均と比べて、約53%高い水準です。
ただし、これは東京の建築費の動向を示す指数であり、尾張旭市や名古屋市で実際に家を建てる費用が同じ割合で上がったという意味ではありません。
建築費には、資材価格だけでなく、人件費や施工にかかる費用など、さまざまな要因が関係しています。
では、2027年には安くなるのでしょうか。
現時点では、わかりません。
住宅需要や資材価格、経済状況によっては、上昇ペースが落ち着く可能性もあります。
ただ、価格の上昇が止まることと、以前の価格まで安くなることは別の話です。
※出典:一般財団法人建設物価調査会「建設物価 建築費指数」2026年9月分(2026年10月9日公表・暫定値)
家の価格ばかり気にしていると、見落としやすいのが住宅ローンです。
例えば、4,000万円を35年間、元利均等返済・ボーナス返済なしで借りた場合。

※表の金利は、現在の住宅ローン金利を示したものではなく、返済額を比べるための仮定です。
いずれも全期間を通じて金利が変わらないと仮定した試算です。
変動金利の場合は、金利の見直しによって返済額が変わることがあります。
諸費用や団体信用生命保険の追加費用等は含みません。
実際の適用金利や返済額は借入条件によって異なります。
年1.0%と年2.0%では、毎月約2万円の違いになります。
仮に家の価格が少し下がっても、住宅ローンの金利が上がれば、総支払額が思ったほど減らないこともあります。
もちろん、金利が今後必ず上がるというわけではありません。
大切なのは、家の販売価格だけでなく、借りるお金の条件まで含めて比較することです。
ここは、新しく建てる家とは少し事情が違います。
完成済みの住宅は、販売期間や売主の事情、周辺の競合物件などによって価格が見直されることがあります。
そのため、建築費が上昇している時期でも、販売価格が下がる物件はあります。
一方で、新しく建てる場合は、そのときの建築費や仕様に応じて金額が決まるため、「完成済みの家が値下がりした=新築の費用も下がる」とは限りません。
また、完成済み住宅には、実際の広さや日当たり、生活動線を確認してから購入を判断できるという特徴もあります。

ただし、値下げされたからといって、必ずしもお買い得とは限りません。
見直された価格に対して、土地の条件、建物の性能、設備、保証、周辺相場などが納得できる内容かを確かめることが大切です。
ここまで読むと、早く買った方がいいと思われるかもしれません。
でも、そうとは限りません。
例えば、まだ希望する地域が決まっていない場合や、家計に余裕がない場合。
無理に購入するより、時間をかけて準備した方がいいこともあります。
一方で、希望に合う土地や建物が見つかっていても、待っている間にほかの方が購入する可能性はあります。
住宅購入は、価格だけで判断できるものではありません。
待つことで得られるものと、待つことで失うかもしれないもの。
その両方を考えることが大切です。
2027年の住宅価格を、今の段階で正確に予測することはできません。
だからこそ、「今が買い時」「来年まで待つべき」と一律に決めることもできないのです。
ただ、一つお伝えしたいことがあります。
家を買って後悔する理由は、購入した時期だけではありません。
予算に無理があった。
必要な工事費を見落としていた。
建物の状態を十分に確認していなかった。
暮らし始めてから、思っていた生活と違った。
こうしたことも、後悔につながります。
新築、完成済み住宅、中古住宅+リノベーション。
選択肢によって費用も特徴も異なります。
家の値段が下がるのを待つことも、一つの選択。
でも、気になる物件があるなら、価格だけでなく、その家にどんな価値があるのかを確かめてみることも大切です。
その答えは、住宅価格のニュースだけでは決まりません。
自分たちがどんな暮らしをしたいのか。
そして、その暮らしに無理のない費用なのか。
そこまで含めて判断してほしいと思います。
住宅の価格や条件は、地域によって異なります。
同じ尾張旭市内でも、立地や土地の広さ、周辺環境によって選択肢はさまざまです。
「来年まで待てば安くなるか」だけでなく、今ある物件や土地の条件、住宅ローンの返済額などを比較しながら、
自分たちに合ったタイミングを考えてみてください。
庄南工業/コロレオスタジオでは、新築住宅だけでなく、中古住宅の購入に伴うリノベーションや、今のお住まいのリフォームについてもご相談いただけます。
「新築と中古、どちらがいいの?」
「この中古住宅、購入しても大丈夫?」
そんな疑問も、お気軽にご相談ください。